これからの時代、英語は絶対に必要になるスペックです。
「子供に英語で苦労させたくない」という風に思う方はたくさんいます。
では、どうしたら子供が英語を話せるようになるのでしょうか?
私が2児の母として、バイリンガル育児を実践する中で考えたことを交えてご紹介します。
母語を習得するプロセスとは?
子供が母語を習得するプロセスには順番があります。
「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」!
この順番は、いわば鉄則。
私たちが日本語を習得する過程を例にして、1づつ確認してみましょう。
【①聞く】
赤ちゃんはお母さんのお腹にいる時(6か月ごろ)から、外部の音が聞こえ始めます。
生まれてからも、意味は分からないけどただただママやパパが話す日本語を聞いていますよね。
そうして、たくさんの日本語を聞けば聞くほど脳みその中に【日本語の回路】が出来上がっていきます。
【②話す】
赤ちゃんは、発語ができるようになると聞いた言葉を「マネする」ようになります。
この時も、脳みその中にどんどん日本語のデータが蓄積され、【日本語の回路】の構築が進みます。
そして徐々に「マネする」から「会話する」こともできるようになり、この段階になると飛躍的に日本語が身につくようになります。
赤ちゃんの時から聞いていた日本語のデータが、必要な時に突然口から出てくるようになるのです。
【③読む+④書く】
4、5才になると文字に興味を持ち始め、読んだり書いたりの練習ができるようになります。
「読む」「書く」は「聞いて、話せる」言葉でないとできません。
私たちが中学で英語の勉強がはじまると、まず「読む」「書く」からスタートしますが、これは人間の言語習得のプロセスを逸脱したとても非効率な方法なんですね。
子供が英語を話せるようになるには?
(1)まずは大量のインプットが必要!
さて、このような私たちが日本語を習得するプロセスは、どの言語にも当てはまります。
すなわち、子供が英語を話せるようになるためにも同じプロセスを踏めばいいだけなんです!!
なので、まずは「大量のインプット」は不可欠。
どの国の言葉でも、赤ちゃんはだいたい2才くらいから会話ができるようになります。
1日約3時間言葉を聞いたとして、生まれてから2才までの2年間で約2000時間のインプットをしていることになります。
とすると、英語も同じ、約2000時間以上聞かせてあげることで、脳みそに【英語の回路】を作ることができるんです。
(2)英語を使う機会を与えてアウトプット!
言葉はインプットだけでは身に付けることができません。
インプットしたものを実際に使ってアウトプットすることも不可欠!
覚えた歌を歌ったり、絵本のセリフを覚えて言うのもアウトプット。
そして、ネイティブスピーカーと話すチャンスがあると格別です!
脳に構築された英語のデータを、自分で組み替えて表現する、そして間違えた表現を訂正する。
このように試行錯誤することが英語を習得する上で非常に大切です。
英会話教室は有効か?
子供が英語を話せるようになるために、まず思いつくのが英会話教室です。
しかし、上記の「大量のインプット」の必要性から考えると、週1回50分のレッスンを受けたとしても年間で約40時間しか英語を聞いていないことになります。
英会話教室は、ネイティブと会話ができると考える方も多いと思いますが、十分なインプットがないまま効果的なアウトプットをすることはできません。
私は以前、某大手子供英会話教室で講師をしていましたが、英会話教室に通うことで他の子供よりも英語に慣れることはできても、決まった表現や簡単な英単語を覚えるに留まり、一生ものの英語を身に付けるには限界があると感じていました。
やはり、絶対的にインプットする量が不足してしまうのが英会話教室。
さらに、ほとんどの英会話教室は複数の友達と一緒にレッスンんを受けます。
子供の能力には個人差があるのはもちろん、家庭での取り組み方、その子のやる気などに違いがあり、どうしても個々の能力に合わせて進められないという所も難点と感じます。
以上を踏まえると、子供が英語を話せるようになる手段としては、英会話教室は不十分では?というのが個人の見解です。
子供が英語を話せるようになるために親ができること
子供が英語を話せるようになるために、親ができることとは?
それは、子供に英語に触れる「環境」を与えることではないでしょうか。
英語にふれる環境でまずイメージするのは、留学やインターナショナルスクール。
でも、とても敷居が高くて、大半の人は選択肢の中には入りませんよね。
では、先ほど述べた言語習得のプロセス、そして英語を習得する上で大切なポイントをおさらいすると・・・
①大量のインプットができる!
②アウトプットすることもできる!
③自分の実力・ペースに合わせてすすめられる!
このような希望をすべて満たしてくれるものは何でしょう?
それは、家庭でできる子供英語教材です!
子供英語教材でも「それなりの費用がかかるよね(汗)」、と思う方も多いですが、仮に子供がある程度大人になってから留学をさせたり、塾に通わせたりする方が、結果的に高額な負担となります。
私も、大人になってから、英語を勉強するために私立大学に入ったり、留学したりするなど、両親には何百万という負担をかけてきました。
それなら、子供が小さい時に、多少お金はかかるけど、低コストで、気軽に楽しく英語を身に付けられたらいいですよね。
子供が英語を話せるようになるために、まず大人ができることは、良質な子供英語教材で、家庭の中に英語に触れる環境を作ってあげることです!