子供がネイティブみたいに話せる？「チャンツ」を用いた英語学習の効果

英語学習に興味のある方なら、「チャンツ」という言葉を聞いたことがあるのでは？子供の英語学習にチャンツはとてもおすすめです！今回は「チャンツ」を用いた英語学習のメリットをご紹介します。

「チャンツ」って一体何のこと？

チャンツとは、英語でchantsと言い、一定のリズムに合わせて英語の単語やフレーズを繰り返し言うことを指します。

と、言われてもピンとこない方も多いでしょう。

では、実際に聞いてみましょう！

このようにリズミカルなテンポに合わせて英語を言うことで、英語のリズムやイントネーションを身に付けることができます。

チャンツは、文部科学省が小学校の「外国語活動」用に作成した教科書にも取り入れられていて、特に低年齢のお子さんにはおすすめの英語学習方法なんです！

私が以前講師をしていた、某大手子供英会話教室でも、チャンツを使ったアクティビティがあり、子供でも少し長めの文章をリズムに合わせて言えばスラスラと言うことができるなど、チャンツはとても効果がありました。

英語には、特有の「強・弱」のリズムがあります。

例えば、’I go to school with my friends.’、という文章を話すときは・・・

I go to school with my friends.

というように太字の部分を強く発音しますよね？

これに対して、日本語で話す文章はすべて「強」だと言われています。

そのため、日本人が英語を話すときは、すべての単語を同じ「強さ」で発音してしまうため、棒読みになりがち・・・だから、伝わらないんですね（汗）

日本人は、発音を重視する傾向がありますが、発音を完璧にするよりも英語のリズムやイントネーションを身に付けてしまえば、それなりの通じる英語になります。

チャンツは、英語の発音はもちろん、英語のリズムを習得するのにとても効果があるので、単調なリズムになれてしまった日本人にとってはおすすめの方法なんです！

チャンツは、特に低年齢の子供の英語学習におすすめです。

チャンツのリズミカルなテンポが、子供を飽きさせずに楽しみながら取り組むことができます。

幼児～低年齢は、身体をいっぱい動かして遊び感覚でできるようなチャンツを取り入れるのが良いでしょう。

短い期間の間に、たくさんの英語のフレーズを吸収できます。

チャンツは、英語らしいリズムやイントネーションを身に付けるのに効果的です。

と、同時に、たくさん聞いたり真似して言ったりすることで、英語を聞き分ける耳を育てることもできます！

特に低年齢の子供（6才くらい）は、色々な音を聞き分ける耳が急速に成長するので、この時期にたくさんのチャンツに触れることは、大きくなってからの英語学習をスムーズにしてくれるでしょう。

子供に英語のフレーズをそのまま暗記させたり、リピートさせたりするのは難しいですよね？（大人でも苦痛・・・）。

チャンツには、日常で使う英語のフレーズが丸ごと入っているので、真似して言うだけでそのまま口ずさめるようになります。

また、チャンツのリズムは頭に残りやすく、日常のふとした瞬間に英語が口から出てくる、という様に難しいフレーズも自然と覚えることができます（しかも、正しいリズムで！）。

子供向けの英語教材で、チャンツに特化したものはあまりポピュラーでない印象です。

しかし、株式会社mpi松香フォニックスの教材は、チャンツを使った教材がたくさんあり、中でも『バナナじゃなくてbanana』は同社の代表的な教材。

mpiでは、さまざまな子供向け英語教材を開発されていて、創立からの歴史も長いので、教材の質も信頼できそうです。

小学生の英語の授業にも活用している所もあり、「子供の発音が良くなった」というような口コミも多々・・・。

ある程度カタカナ英語に慣れてしまった小学生でも、英語と日本語の発音の違いを認識することができます。

チャンツは、低年齢の子供におすすめではありますが、中学生～大人でも、それぞれの年齢にあったチャンツを取り入れることは、英語学習に効果的だと言われています。

是非、お子さんと一緒に英語を学ぶ気持ちでチャンツを楽しんでみては？