皆さまも思い当たることがあるかと思いますが、子供の言語発達の早さは本当に目を見張るものですよね。子育てをする中で「いつその言葉覚えたの?!」と思う事は何度もあるかと思います。

そんな覚えることが早い子供たちですが、特に幼少期に脳の発達とともに身につけた言語は一生の子供たちのベースとなります。意識が高いご両親であるほど、脳が発達し切る前になるべく子供を英語のベースを作ってあげたいと一生懸命になりますよね。

しかし焦ってよくない教材や勉強方法を選んでしまうことは絶対避けたい!という誰もが考えるところかと思います。

子供の吸収力がすごいからこそ、間違った教材選びや間違った取り組み方によって、英語が身につかないという残念な結果もあり得るのが怖いところなのです


Taeko

今回はご両親が英語教材選びをする上で注意すべきポイントについてお話させていただければと思います!

子供に英語学習をさせる上での要注意点

音読をさせないことは愚策ですよ!

英語学習に限らずどんな学習をする時にも、まずはインプットから始まるものですが、同時に「インプットばかりさせない」ことには注意しなければなりません。特に英語を身に着ける上では、これは非常に重要な原則となります。

私の一押しの学習法を紹介させていただきます!

最も効果的な学習、それはずばり「音読」です
音読が英語学習に絶大な効果を持つ理由は次の通りです。

「人は言えないものを聞き取れない」の法則

少し難しい話になりますが、人は自分の口で発声できない言葉や文章を聞き取る事が難しいようにできています。

つまり新しい英語を吸収するためには、事前になるべく多くの言葉を「発声した」経験を貯めておく事が重要な訳です。

特に子供は音声を通して言語を学習していくものなので、「発声した」経験量によって学習成果の明暗が分かれると言えるでしょう。これは言語学習において重要な理論なので、ぜひ頭に入れておく事をオススメします!

インプット:アウトプット=1:1の黄金律

何か物事を学習する時は、インプットとアウトプットを両輪でバランスよく行うのが良いとされています。特に子供の場合はアウトプットする喜びを感じながらやるのが大事なのではないでしょうか。

ちょっとかっこいい言い方をすますが、何か物事をする時には「アウトプットがインプットを誘発する」と考えています。
(これについては違う記事に詳しく書く予定です!)

もちろんそのバランスの調節が難しいのですが…
私のオススメは、インプットと同じ量のアウトプットをさせてあげる事です

そう考えた時にもやはり音読というのは、子供が英語を「読んだ」瞬間に同じ英語を「声に出す」という意味で、手っ取り早くインプットとアウトプットを1:1で実現できる学習法と言えます♪

中途半端な日本人英語を子供に聴かせることも控えるべし!

これはちゃんとした外人さんの音声が付いている教材ではあまり心配ない点かもしれませんが、特に絵本中心に買っていらっしゃるご両親、小さい子供であればあるほど、「本物の発音」を聴かせるべきです!

例えば、保育園や近所の近くの英語教室などで子供を英語に触れさせる場合、先生が絵本を読んでくれるケースがあると思います。ですが、子供がそのような日本人の英語を聴くチャンスが思わぬ地雷となるのです!

50点の発音を聞いた子供は50点の発音で話すようになる

繰り返しになりますが、小さい子供はとにかく音声を通して英語を覚えていくものです。この小さいときに聴いた音声は良くも悪くも、驚くほど正確に子供の口から再現されています。

考えてください、私たち日本人はみんな小さいころから日本語に囲まれて生きてきたので、日本語を日本語らしく再現するのは容易いことです。

ですが、中学校に入ってから聴き始める英語はなぜあれほど正確に発音しにくいのでしょうか?

これは、脳の成長によって言語野と聴覚野が離れてしまっているからなのです。逆に小さい子供は言語野と聴覚野の結び付き強いので、この年頃で聞いた言葉はネイティブのように発音できるようになるということです。

当然、「50点」の英語も正確に再現する能力があるという訳です。。。

英語の正しい抑揚はネイティブでないと再現できない

私はネイティブが話した英語を聴かせるように固く決めています。発音も大きな理由ですが、英語特有の抑揚もしっかり覚えないと、話す英語が一気にぎこちなくなるからです。

英語は日本語と違い、話す際のトーンや強弱の緩急が断然に激しい言語です。「日本人は機械のように英語を話す」と外人さんから言われますが、これは日本語というのは抑揚の少ない言語であり、私たちがそれに慣れているためです。

子供がいずれ日本語に囲まれる環境で育つのなら、せめて小さい時から英語特有の抑揚を覚えてほしいと思っています!

オススメの教材例

さて、ここまでは教材選びの”地雷”についていくつか紹介させていただきました。
では実際に上記を踏まえてどのような教材が良いのでしょうか??

私が圧倒的にオススメしたいのが、音声付きの教材です
「ディズニー英語システム」や「Little Baby Bum」シリーズなどの英語字幕つきDVD教材は鉄板です。

また、Amazonプライムビデオも子供英語のコンテンツが豊富であり、「同じ教材をずっと使わない」という意味でも良いです!私も絶賛使っておりますが、子供が映像を見ながら発声できる機会が取りやすいのでオススメです♪

みなさん、子供の英語教材選びは妥協するべきではありません。
迷ったら是非これらも試してみてください!