小さい頃からお家でバイリンガル育児を実践してきた娘に英検Jr.の受験を検討中!試験の内容、受験方法など、何もわからないので1から調べてみました!
英検Jr.(ジュニア)とは?
英検Jr.は、英検と同じく日本英語検定協会が実施している英語の検定試験。
児童の英語能力の調査・研究を目的に、英語に親しみ、外国の文化を理解することを目標として1994年に開発した児童向けの「育成型ゲーム感覚」のリスニングテストです。
以前は「児童英検」という名前でしたが、2015年4月に「英検Jr.」に改名されました。
特に、年齢制限はありませんが未就学児・小学生向けの試験内容になっています。
英検Jr.は、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3つのグレードに分かれていて、テストの達成率によって決められます。
以下、英検Jr.の受験費用や試験日程についてまとめました。
試験日程 | <ペーパー版> 年3回 <オンライン版> いつでもOK |
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受験費用 | <ペーパー版> BRONZE 2,500円 SILVER 2,700円 GOLD 2,900円 <オンライン版(※)> BRONZE 2,300円~ SILVER 2,500円~ GOLD 2,700円~ |
試験時間 | BRONZE 約30分 SILVER 約35分 GOLD 約45分 |
試験の形式 | ほぼリスニング問題 |
※模擬テストやゲームなどが入ったオンライン版の学習教材「ラーニング」とセット購入可能。受験費用にプラスされる。
<英検Jr.>と<英検>の違いとは?
「英検Jr.」と「英検」の違いは何なのか?
基本的な違いは、測定領域やテスト方法の違いです。
「英検」は、一番初級の5級で中学初級程度で、中学校での指導を踏まえて作成されています。
試験問題の配点割合は、リスニングは50%、筆記試験が50%で文法力、読解力、作文力などが測定されます。
そのため、「英検Jr.」と「英検」の問題には関連性はありません。
以下、英検Jr.の大きな特徴をまとめました!
一度「英検」を受験したことがある方にとっては、両者の違いは明白です。
【その1】英検Jr.には合否判定がない!?
英検Jr.の大きな特徴は、試験の合否判定がないという点。
テストの正答率で、ブロンズ、シルバー、ゴールドのいづれかのグレードに割り当てられます。
例えば、ブロンズは初めて受験する子のためのエントリー試験、シルバーはブロンズを受験して正答率80%の子、ゴールドはシルバーを受験して正答率80%の子、と言う感じです。
「不合格」の通知に対して、子供のショックは意外と大きいものです。
落ちたことで英語に対するやる気を失ってしまうということがないところが安心です。
【その2】英検Jr.はオンライン受験OK
英検Jr.には<ペーパー版>と<オンライン版>のいづれかを選択できます。
ペーパー版の試験は、2011年度から団体受験のみになったので、だいたいはオンライン版を受験します。
また、ペーパー版は年に3回と限られていますが、オンライン版はいつでも受験が可能!
時間や場所を選ばずに、自分の好きなタイミングで受験。
子供は、試験会場に行くだけでも緊張してしまいますが、オンライン受験なら自宅でリラックスして受けられます!
【その3】英検Jr.はほとんどリスニング問題
英検Jr.の試験問題は、ほとんどがリスニング問題です。
※一部、文字を選ぶ問題あり。
文字があまり読めない未就学児でも受験が可能。
英検Jr.は必要あるの?受験のメリットとは?
英検Jr.の受験は、子供の英語力を客観的に評価するために有効です。
英会話教室や家庭用教材などを利用している場合、一体どれくらいの英語力が身に付いているのか?このままの学習方法で良いのか?と不安に思うことがあると思います。
英検Jr.を受験して評価を第3者の評価を受けることで、子供の英語力の把握とこれからの英語学習の方向性を決めることができます。
また、英検Jr.の受験は、子供のやる気をアップさせてくれる効果もあります!
子供の英語学習には、長い期間継続することが重要です。
時には、英語が嫌になったり、英語への興味が薄れたりすることがあるでしょう。
試験を受けて、検定証をもらうだけでも子供は大喜びしてくれるので、モチベーションが上がります!
また、2020年度の大学入試からは英語の民間試験が導入され、英検もその対象に!
英検にレベルアップする足掛かりとして、小さい頃から試験に慣れさせるという意味でも英検Jr.は活用できると思います。
英検Jr.の3つの受験対策の方法とは?
英検Jr.では、過去問を公表していません。
2013年度から、どのグレードも過去問から出題されるようになり、受験者への「問題と解答」も配布されなくなりました。
そこで、おすすめの3つの受験対策をご紹介します。
(1)サンプル問題にチャレンジ!
英検Jr.は、公式HPでサンプル問題に挑戦することができます。
試験時間はかなり短いですが、実際にどんな問題がどんな風に出題されるのかを見ることができます。
(2)オンライン版学習教材を購入!
オンライン受験の場合、オンライン上でドリルや模擬テストが体験できる「ラーニング」という学習教材を購入することができます。
こちらは、単品でも、受験費用とセットでも購入OK!
「ラーニング」は1カ月、3カ月、6カ月と有効期限を選択でき、それによって値段が変わります。
(3)市販教材を利用!
日本英語検定協会が発行する対策教材はありませんが、市販の教材を購入することができます。
Amazonや楽天などで購入できるので、受験前にたくさん練習したい場合は活用してみてもいいと思います。